症例グラフ〔1〕 病状進行型
次第に認知症が進行している。一般的に対応が適切でない場合を示す症例である
症例グラフ〔2〕 病状進行型(合併症が加わる)
脳梗塞合併により認知症は重度後半に落ち込んだ。そのまま改善していない
症例グラフ〔3〕 進行停止型
手遅れ状態で入院した。進行をストップさせるだけがようやくのことであった。
時々、つまり数回、得点は0になったが、再度得点が可能となった。
理由はわからなかった。
症例グラフ〔4〕 脳卒中併発後進行停止型
入院後1カ月病状は改善傾向にあったが、その後脳卒中出現のため悪化・進行。
9カ月後で進行はストップ。9カ月後の状態を維持。
やや改善して、その進行が止まった状態が5年間続いた。
症例グラフ〔5〕 長期間改善型
入院時の状態に比べて改善していれば、改善と判断した。
入院時の得点は●で示してある。
症例グラフ〔6〕 改善型
対応開始が、グラフ〔6〕とグラフ〔7〕は早期である。
認知症の発見が早いことを示している。
早期発見と早期対応は、改善の可能性が大であることを示している。
この例のH・K氏は、早期発見が幸いしているが、一般に早期発見は難しく
「正常でしょう」「CTやMRI検査では異常ありません」と診断され、
家族は安心して高齢者を放置している場合が多い。
症例グラフ〔7〕 進行停止型(他疾病併発型)
原因疾病は
・脳梗塞、脳出血
・肺炎、感冒
・骨折、打撲 など様々である。
疾病は治癒しても認知症は進行することが多い。
症例グラフ〔8〕 進行停止型