2017年5月21日、北京大学百年大会堂で「中国栄養医学と慢性病予防プロ
ゼクト起動大会」が開催されました。このプロゼクトは二段階分けられ、第一
段階は2025年まで計画実施、第二段階は2050年までの医療展望であります。
特に慢性病の問題ではDementia（認知症）が重要な課題として取り上げられま
した。
中国国家衛生部・国家医薬品管理局・国家発展改革委員会の大臣をはじめ、
北京大学と精華大学を中心とした中国一流大学の学長及び国内外の著名な学者
と研究者たち；中国中医薬研究開発協会・生命医学協会をはじめとする8の医
療協会；新華社・ＣＮＮをはじめとする10社のメディア報道を合わせて総勢
2000人が今大会に参加しました。
今大会で特別インビテーションをもらった30人の国内外のＶＩＰの中で10人
がスピーチを述べました。清水允煕教授のスピーチ内容一部を掲載します。
……慢性病は人類の健康に重大な危害を与える世界的な問題です。栄養医学は
人類の健康を守っていく重要な径路です。医学は国境がありません。化学は偏
見を許しません。中国は世界で一番人口が多い国です。中国慢性病予防は中国
にとって国家的問題であり、同時に世界的な問題でもあります。このプロゼク
トを立ち上げることは先見の目があり、後世の人々のため幸福をもたらすこと
にもなります。
私は日本の老年医学専門家でDementiaを研究しています。高齢者たちは慢
性病予防・治療に適している重要な対象群です。慢性病の予防は心臓と脳血管
疾病、呼吸系統と腫瘍などの重要な疾病を重点的に把握していかなければなら
ないと思います。特に高齢者のDementiaに関しての予防・治療は、現在の対
応と治療の考え方を変えるべき一大転換期にあると思います。新しい時代に入
るべきでしょう。
中国の伝統医学と西洋の現代医学は、東の太平洋と大西洋と同様に、
地球上65億の生命を守りながら健康に導いています。中医薬は非常に特徴的で
治療効果のある医学科学だと思っています。私は中国の漢方薬に会話と日常生
活行為を付加して、高齢者の治療と健康維持に使い続けてきました。
現在世界中の高齢者の平均寿命は延びつつあります。我々は健康な百年長寿
の夢を叶えていくべきだと思います。
